レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンと、メルセデスのトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)が、最近のうわさを完全否定した。
少し前から、メルセデスがマックス・フェルスタッペンの引き抜きに動いているようだとのうわさがささやかれるようになっていた。
これはレッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が、メルセデスF1チームを率いるヴォルフが数か月にわたってフェルスタッペンに電話をかけてきていると語ったことが発端だった。
だが、フェルスタッペン本人と父親のヨス・フェルスタッペンがすでにそうした事実はないと否定したと報じられている。
そしてこのほどヴォルフも『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように語った。
「それを耳にしたとき、私は笑うしかなかったよ」
「私はマックスの番号を知らないから、彼に電話をするのは難しいよ」
「マックスが言ったことは本当だよ。私はヨスとはよく話をする。彼を友人だと思っているからね。我々は自分たちの赤ん坊を初めてカートに乗せるのはいつになるだろうといった冗談を交わしているけれど、マックスや彼の契約のことに関しては一切口にしていないよ」
「3レース連続で1-2フィニッシュを決めた我々にはドライバーのことを話題にする必要などないよ。2021年以降のことに関しては、我々はまずバルテリ(ボッタス)とルイス(ハミルトン)と話をすることになるし、そこで初めてほかの選択肢についても検討することになる」
「私の見解では、現在のドライバーラインアップを変えなければならない理由などないよ」
さらに、フェルスタッペンも母国オランダの『Algemeen Dagblad(アルゲメン・ダグブラッド)』に次のように語った。
「僕にはレッドブルとの契約があるし、それに満足している。そして僕たちはホンダとの興味深いプロジェクトを開始したところだしね」