F1開幕戦オーストラリアGPの決勝レースが行われ、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが3位でフィニッシュ。ホンダとしては、2015年のF1復帰以来、初めての表彰台獲得を果たした。
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■レッドブル・ホンダのレース戦略
4番グリッドのフェルスタッペンは、スタートからポジションをキープ。バルテリ・ボッタス、ルイス・ハミルトン(ともにメルセデス)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の後ろでレースを進めた。
ハミルトンとベッテルは、それぞれ15・14周目にピットインする中、チームはフェルスタッペンを25周目までコース上にとどめる戦略を選択。これにより、よりフレッシュなタイヤで前方のマシンを追い上げることができた。
30周目、ターン1でベッテルの背後につけたフェルスタッペンは、ターン3にかけてのDRSゾーンで並びかけると、そのままオーバーテイク。3番手に浮上した。その後も安定して速いペースを刻み、ハミルトンへプレッシャーをかけ続けるも、パスするには至らず、そのままフィニッシュ。3位に入り、ホンダにとって2008年イギリスGP以来の表彰台をもたらした。
ピエール・ガスリー(アストンマーティン・レッドブル・レーシング)は17番グリッドからスタート。中団グループの中を走行し、ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)が26周目にソフトタイヤ(レッド)に交換すると、10番手でコースに復帰。
ガスリーはクビアトよりさらにピットを遅らせる戦略で37周目にタイヤ交換を終えると、クビアトの背後に迫り、両者はチェッカーフラッグまで接近戦を繰り広げた。2人の戦いは、最後までオーバーテイクを許さなかったクビアトに軍配が上がり、クビアトが10位、ガスリーが11位となった。
■ピエール・ガスリー(レッドブル)
スターティンググリッド:17番手
決勝レース:11位
「かなり難しいレースになった。
僕のグリッドからは、今年大きくなったリアウイングの影響もあってスタートシグナルが見えず、周りのマシンを見て動かざるを得なくてポジションを失ったんだ。そこでトラフィックに引っかかり、DRSを使ってもオーバーテイクは難しかった。
また、フロントウイングにデブリが引っかかってしまったことも影響した。レース中は前のマシンに0.5秒差まで迫れたけど、そこでタイヤがスライドして追い抜くことは難しく、全力でプッシュしたけど、ポイントには届かなかった。
全体的には、レースウイークを通してのペースは本当によかったんだ。予選でQ1敗退を喫してしまったけど、アタックには満足していたし、突破できなかったのは運がなかっただけさ。
バーレーンは大好きなグランプリで、マシンに競争力があるのも分かったし、このまま進んでいきたいね。2週間後まで集中を切らさず、プッシュしていくよ」
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