ピエール・ガスリー(レッドブル)にとって今季最大の目標はチームメートのマックス・フェルスタッペンにひけをとらない走りを見せることだ。
そう主張するのは1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブだ。
2017年の第15戦マレーシアGPでトロロッソからF1デビューを飾ったガスリーはその年には5レースに出走している。しかし、シーズンを通じて戦ったのは2018年が最初だった。
そのガスリーが、昨年限りでチームを去ってルノーへ移籍したダニエル・リカルドの後任として抜擢されたわけだが、フェルスタッペンとの経験の差をいかに埋めていくかが今季の大きな課題となるのは確かだろう。
「ガスリーにとって、唯一の目標はマックス・フェルスタッペンと自分自身を比較することだ」
母国カナダの『La Presse(プレス)』にそう語ったビルヌーブは次のように付け加えた。
「それは難しいだろうね。なぜなら、レッドブルは“チーム・フェルスタッペン”だからね。だが、彼(ガスリー)にもチャンスはあるし、このレベルで目立つことができるかどうかは彼次第だよ」