ミハエル・シューマッハのマネジャーが、7度F1チャンピオンに輝いた伝説的元F1ドライバーがスイスの自宅からスペインに移り住むことになったとの報道を否定した。
今週、2013年末に起きたスキー事故で脳に大きな損傷を負い現在もリハビリが続けられているシューマッハとその家族がスペインのマヨルカ島に所有する3,000万ユーロ(約38億円)の邸宅に移住することになったと報じられた。これに関してはマヨルカ島アンドラーチの市長がその報道は事実だと認めたと報じられていた。
だが、シューマッハのマネジャーを務めるザビーネ・ケームはドイツの『Bild(ビルト)』に対し、この報道は事実ではないと次のように語った。
「シューマッハ一家にはマヨルカへ移る計画はありません」
『Bild(ビルト)』によれば、シューマッハの妻コリーナがレアル・マドリード会長のフロレンティーノ・ペレスから邸宅を購入したのは事実だが、そこにシューマッハ一家が住む予定はないという。
アンドラーチ市の広報担当者はこの件に関して次のように語っている。
「我々の市長が、ミハエル・シューマッハがマヨルカに移住するため、彼の到着に向けてセキュリティー強化を図っているなどと発言したことはない」
「恐らく、これは翻訳ミスだと思われる」
そう語った広報担当者は次のように付け加えた。
「彼女(アンドラーチ市長)が言ったのは、もし一家がここへ移り住むと決めた場合にはアンドラーチとしてその受け入れを準備することになるということだ。そうなった場合、一かはほかのすべての住民と同じように処遇されることになる」