マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の父親であるヨス・フェルスタッペンが、いまだに課題を抱えているルノーPU(パワーユニット)への不満を口にした。
今季はジュニアチームのトロロッソにホンダPUを搭載させる選択を行ったレッドブルだが、2019年には自分たちもルノーからホンダにスイッチするかどうか検討を行っているところだ。
そして、フェルスタッペン親子はこのままルノーと組み続けるよりも、レッドブル・ホンダが誕生することに期待をかけているようだ。
■ルノーには不満だとヨス・フェルスタッペン
「クルマはここまでに目にしてきたよりももっと能力を秘めているはずだと思っている」
母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』にそう語った46歳のヨスは次のように続けた。
「レースになれば素晴らしいが、予選では速さが足りていない。ルノーではメルセデスやフェラーリがやっているように最後の予選セッションでさらなるパワーを発揮させることができないようだ」
「彼らはこの問題にどうやって取り組めばいいのかが分かっていないように私には見える。それがすごく不満だよ」
「今のクルマは敵をオーバーテイクするのがこれまで以上に難しくなっているから予選でいいポジションを得ることがすごく重要だからね」
■リカルドとフェルスタッペンはほぼ互角
一方、マックス・フェルスタッペンは2020年までレッドブルとの契約を延長しているが、今季で契約が切れるチームメートのダニエル・リカルドはメルセデスあるいはフェラーリへ移籍する可能性もあると言われている。
だが、自身も元F1ドライバーであるヨスは、来季もリカルドがレッドブルに残留することを望んでいるようだ。
「私もレッドブルがダニエルをキープしたいと思っていることは知っているよ。リカルドはそのことをじっくりと考えているところだ」
「フェラーリでは、ベッテルの方がライコネンよりも優れている。メルセデスではハミルトンの方がボッタスよりもいい。だが、レッドブルではドライバーたちの差は小さいんだ」
そう語ったヨスは次のように結んでいる。
「私はそれがダニエルとマックスにとっては有利な点だと思っている。彼らはお互いにプッシュし合っているし、それが2人にとってプラスに働いているからね」