マクラーレンではフェルナンド・アロンソと2019年の契約についてシーズン中盤に話し合いを持つ計画をしているようだ。
■今季限りでのF1引退もうわさされるアロンソ
最近、アロンソに関しては今季いっぱいでF1を引退するかもしれないとのうわさが報じられていた。近年世界3大自動車レースの制覇を目標に掲げているアロンソだが、すでにそのひとつであるF1モナコGPはルノー在籍時の2006年とマクラーレン在籍時の2007年にすでに2度勝利を飾っており、今後はインディ500とル・マン24時間レースでの勝利を目指すことになる。
昨年はモナコGPを欠場して同じ週末に行われたインディ500に初挑戦したアロンソだったが、惜しくも終盤にエンジントラブルによるリタイアとなっていた。そして今年はF1とかけもちでル・マン24時間レースを擁するWEC(世界耐久選手権)にトヨタチームからフル参戦することになっている。
うわさでは、すでに36歳となったアロンソはインディ500制覇に焦点を合わせるためF1を今季限りで引退し、来季はインディカーに注力するのではないかとも言われている。
■来季以降も残留を望むマクラーレン
だが、マクラーレンを率いるチームCEOのザック・ブラウンはスペインの『AS』紙に対し、来季以降もアロンソがチームにとどまってくれることを希望していると次のように語った。
「我々はこの先何年も彼にここ(F1)で続けて欲しいと思っているし、マクラーレンで続けて欲しいと思っている」
「F1は彼の情熱の対象だ。だが、彼はすでに長期間F1をやってきたし、あらゆることを達成してきている。だからどうなるか様子を見よう」
「しかし、彼はマクラーレンや我々が行っている仕事のすべてを愛している。私は彼がほかのチームにいたらこれほど満足できたとは思っていないよ」
■アロンソとの交渉はシーズン中盤
「我々は今年の中盤に話し合いを行うことになる。彼はクルマの開発状況や我々が持ち込むことになる改良パーツなどを検討材料にすることになるだろう」
そう語ったブラウンは次のように付け加えた。
「だが、私はフェルナンドの心はF1に、そしてマクラーレンにあると思っている。彼は勝利を求めているんだ」