スペイン・バルセロナでの第2回プレシーズンテスト2日目、午前中のセッションでは、メルセデス、フェラーリ、そしてレッドブルの3強が順調な走りを見せた。一方、マクラーレンはまたエンジントラブルが発生し、信頼性の低さが露呈した。
■レッドブル1番時計、3強が強さ発揮
ダニエル・リカルド(レッドブル)は、ピレリタイヤの最も軟らかいハイパーソフト(ピンク)を装着し、午前中のトップタイムを記録した。77周と走行距離も伸ばしている。
この日はランチタイムによる中断もなく走行を続けており、各チームは先週の悪天候で走れなかった分を取り戻そうとマイレージを稼いでいる。
昨年のF1世界チャンピオン、ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、2番目に軟らかいウルトラソフトタイヤ(パープル)を履いて、タイムも走行距離もレッドブルのすぐ後ろにつけた。
■ライコネン体調不良、ベッテルが登場
フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ソフトタイヤ(イエロー)を履いて3番手につけている。
この日走行予定だったキミ・ライコネンは体調不良によりコースに姿を見せず、代わりにベッテルが走行している。
■マクラーレン、問題を抱えながらも距離を伸ばす
フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ルノー)はハイパーソフトを履いてタイムシートで4番手を記録して47周を走行した。これまでいくつもの問題が発生している事を考慮しても悪くない数字だ。
しかし、コース上でまた止まってしまう。エンジンの小さなオイル漏れだった。マクラーレンはルノーエンジンを交換するためピットへと戻った。
It was a productive morning for Fernando Alonso, until this stoppage
47 laps on the board before an oil leak spoiled the fun
Can they turn it around this afternoon?#F1 #F1Testing pic.twitter.com/FuJzfr7VjO
— Formula 1 (@F1) 2018年3月7日
■カルロス・サインツが最多周回
カルロス・サインツ(ルノー)は先週、限られた中での走行しかできなかったため、まだテストが始まっていないみたいだ、と語っていた。しかし、この日の午前中は最も多い88周を走行し、5番手タイムを記録している。
■【F1テスト2・2日目午前中】
P | ドライバー | チーム | PU | タイム | T | 差 | 周 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | リカルド | レッドブル | R | 1:18.357 | HS | - | 77 |
2 | ハミルトン | メルセデス | M | 1:18.400 | US | 0.043 | 76 |
3 | ベッテル | フェラーリ | F | 1:19.541 | S | 1.184 | 66 |
4 | アロンソ | マクラーレン | R | 1:19.856 | HS | 1.499 | 47 |
5 | サインツ | ルノー | R | 1:20.042 | M | 1.685 | 88 |
6 | グロージャン | ハース | F | 1:20.237 | S | 1.880 | 51 |
7 | ストロール | ウィリアムズ | M | 1:20.349 | S | 1.992 | 60 |
8 | オコン | Fインディア | M | 1:20.805 | S | 2.448 | 53 |
9 | ハートレイ | トロロッソ | H | 1:20.834 | S | 2.477 | 53 |
10 | ルクレール | ザウバー | F | 1:21.110 | S | 2.753 | 71 |
T=タイヤコンパウンド
---
HS:ハイパーソフト
US:ウルトラソフト
SS:スーパーソフト
S:ソフト
M:ミディアム
H:ハード
SH:スーパーハード
---
IM:インターミディエイト
W:ウェット