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「開催継続を保証できない」F1イタリアGP

2018年01月22日(月)18:57 pm

F1イタリアGPの開催責任者であるイタリア自動車クラブのアンジェロ・スティッキ・ダミアーニ会長が、今後もモンツァでF1レースを継続できるかどうかは分からないと語った。

しばらく前からF1開催継続が危ぶまれる状況となっているモンツァだが、2018年のF1カレンダーにも9月に第14戦として伝統のイタリアGPの名が刻まれている。

だが、スティッキ・ダミアーニは『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。

「もし状況が変わらなければ、将来的にモンツァでグランプリを開催できるという保証はできない」

「2022年に100周年を迎えるにあたっては、サーキットもそれに対応しなくてはならないのは当然だがね」

現在、イタリアにおけるF1継続開催最大の課題となっているのは数年前に可決された「安定法」と呼ばれる法律の存在だという。この法律によって以前はモンツァが適用を受けていた課税優遇措置が撤廃されてしまい、コスト負担が増大してしまっているのだ。

「我々は政府には1ユーロの負担もかけていないし、何も求めたりもしていない。ただ、邪魔をしないで欲しいだけだ」とスティッキ・ダミアーニは語った。

そのスティッキ・ダミアーニも、ほかのレース主催者同様、新F1オーナーのリバティ・メディアに招かれて先週ロンドンで行われた会議に出席していた。

「私が気付いたのは、誰もが苦しんでいるということだ」と語ったスティッキ・ダミアーニは次のように続けた。

「リバティ側については、巨額の投資を行ってきており、それを回収しなくてはならない状態にある」

「それはチームにとっても同じだ。コストが上昇してきているからね。そして我々主催者は絞め殺されようとしているよ」

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