昨年F1の新オーナーとなったリバティ・メディアは今週、2018年にF1レースを開催する21か所のレース主催者たちをイギリスのロンドンで行われる会議に招いたことが明らかとなった。
■F1オーナーがレースプロモーターの声を聴くのはいいこと
その中のひとり、モントリオールで開催されるF1カナダGPのプロモーターを務めるフランソワ・デュモンティエは、その会議のあとで『Le Journal de Montreal(ジュルナル・ド・モントレアル)』に次のように語った。
「2010年にモントリオールでのレースを引き継いで以来、私は例外なくすべての同業者たちが参加する会議に出席したことは一度もなかった」
「リバティ・メディアはかつてないほどにプロモーターたちの声に耳を傾けている。それはいい兆候だよ」
「我々の会議は部外秘なんだ。だが、すぐにみなさんもそれを耳にすることになるだろう」
長きにおよんだ前F1最高権威バーニー・エクレストンの時代が終わり、リバティ・メディアがF1運営に新たなやり方を持ち込もうとしているのは明らかであり、デュモンティエはそれを歓迎しているようだ。
■金曜日のセッション廃止には反対
しかしデュモンティエは、うわさされている金曜フリー走行の廃止という案には賛成できないと次のように付け加えている。
「モントリオールには金曜日に大勢のファンがやってくるんだ。私はたった2日間の開催となったカナダGPなど想像もできないよ。それはオーストラリアや、その他いくつかの場所でも同じだろう」
なお、18日(木)にはF1チームの代表者たちとリバティ・メディアの会議が行われることになっており、そこでリバティ・メディアがF1の将来に向けた計画を提示することになる模様だ。