F1シンガポールGP決勝レースをポールポジションからスタートしたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だったが、わずか数百メートルのところでレースが終わってしまった。
●【動画】スタート直後の大波乱!フェラーリ同士打ち/F1シンガポールGP決勝レース
スタート直後のクラッシュについてはレース中に起こるレーシングアクシデントとして『おとがめ無し』となったものの、得られたはずの貴重なチャンピオンシップポイントは戻ってくることはない。
ベッテルはスタート直後について、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)への幅寄せを認めたものの、何が起こったのかわからなかったと語った。
「僕は可もなく不可もない普通のスタートをしたんだ。そして、マックス(フェルスタッペン)から自分のポジションを守ろうと、少し左に動いたんだ。キミ(ライコネン)のクルマが僕にヒットしたとき、ドンという衝撃を受けたんだ。何が起こったのか分からないよ」
また、その後に単独スピンしたことについては、「ターン3でスピンしたけど、すでにクルマがダメージを受けていたからなんだ」と、濡れた路面でのアクアプレーニング現象が原因ではなく、ダメージを受けたことによるスピンだと説明した。
「今日僕たちはコース上で不運だった。だけど、僕たちが今できることは何もないし、ほろ苦い結果で、今日僕たちのペースを見せられなかったのは残念だ。僕たちにはまだ他のレースもあるし、より多くのチャンスがあるはずだよ」
ベッテルは、チャンピオンシップ争いでルイス・ハミルトン(メルセデス)とのポイント差を縮められるはずのレースで、逆にリードを許す結果となってしまった。
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