元F1ドライバーのミカ・ハッキネンが、ミック・シューマッハがF1でも成功できるかどうかといったようなことを話題にするのはまだ早すぎると語った。
1998年と1999年に2年連続でF1チャンピオンとなったハッキネン(当時マクラーレン)だが、当時最大のライバルがミックの父親であるミハエル・シューマッハ(当時フェラーリ)だった。シューマッハは2000年にハッキネンをおさえて自身通算3度目のF1タイトルを獲得すると、それ以降2004年まで5連覇を達成している。
そのミハエルは現在もスイスの自宅においてスキー事故で負ったけがのリハビリを続けているが、18歳となったミックは今季ヨーロッパF3選手権に参戦。着々と偉大な父親が歩んだ道と同じ道をたどろうとしている。
ハッキネンは、そのミックにあまり大きなプレッシャーをかけないようにすべきだと『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語った。
「私の意見だが、今はF1のことを語るべきときではないよ」
「彼は若いし、まだいろんな形で自分自身を証明していかなくてはならないんだ。だが、重要なことは彼がもっと多くのレースで勝ちたいと望むことだね」
「謙虚であること、ハングリーであること、勝者になるという目標を持つこと、そしてもっとよいドライバーになるために常次自身の成長を図ること。それが必要とされるものなんだ」
そう語った48歳のハッキネンは次のように付け加えた。
「そして、ミックと話をすると、私には彼が勝者になりたいと思っていると感じられるよ」
今季プレマ・パワーチームからヨーロッパF3参戦を開始したミックだが、シーズン前半を終了した時点でランキングは17人中11位となっている。