ルノーF1を率いるシリル・アビテブール(マネジングディレクター)が、2人のドライバーのうちジョリオン・パーマーについては来季もチームに残留できるかどうか分からない状況だと認めた。
■ヒュルケンベルグに対して見劣りがするパーマー
昨年ルノーからF1デビューを飾り、今年2年目のシーズンを迎えているパーマーだが、ここまでの6戦を終えた時点でまだ1ポイントも獲得することができていない。
一方、今季フォース・インディアから移籍してきたニコ・ヒュルケンベルグの方はこれまでに3度の入賞を果たし、14ポイントを稼いでいる。
アビテブールも現在の状況には不満だと母国フランスの『AFP通信』に次のように語った。
「我々はポイントを獲得することができる2人のドライバーを必要としているんだ」
「我々はジョリオンにこの困難な段階を乗り越えさせようと、彼にとって正しいと思われることをやっているところだ」
■もう少し状況分析を続けていくルノー
このままずっと結果が出せない状況が続けばパーマーがシートを失う可能性も出てくるということかと質問されたアビテブールは次のように答えた。
「我々みんなが結果を出すことが必要なんだ」
「ニコは今のクルマにポイントを獲得する力があることを示している。だから、ジョリオンの方も貢献しなくてはならない」
「我々は全面的に(パーマーを)支援しているし、ほかのプランがあるわけではない。だが、我々は超が付くほど激しい競争環境の中にいるし、誰もが結果を出さなくてはというプレッシャーを抱えているんだ」
そう語ったアビテブールは、次のように付け加えた。
「状況を分析するためにもう少し時間をかけていくつもりだよ」