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ルノーのF1パワーユニット改良が足踏み レッドブルが認める

2017年05月03日(水)17:12 pm

レッドブルが、ルノーのパワーユニット改良が予定よりも遅れていることを認めた。

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今季序盤はフェラーリとメルセデスAMGの後塵(こうじん)を拝する形となっているレッドブルだが、次戦F1第5戦スペインGP(14日決勝)には「Bスペック」とも言える改良シャシーを投入することになっている。

さらに、少し前までは遅くとも第7戦カナダGP(6月11日決勝)までにはルノーの改良パワーユニットも投入され、それによってトップ争いに加わることができるようになるはずだとも言われていた。

だが、今週報じられたところによれば、ルノーではその改良パワーユニットの投入を「無期限」で延期することを決めたという。その理由は信頼性の不安を抱えているためだと言われている。

■ルノーの開発が足踏みしていると認めたレッドブル

そして、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、この報道が事実であることを認め、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「ルノーが信頼性の問題にうまく対応できない間は、これ以上の開発は無理だ」

「これは、我々にとっては後退だよ」

■ルノーはヒュルケンベルグのユニットに注力か

さらに、最近ルノーに関する別のうわさもささやかれるようになってきている。それはルノーが自分たちのクルマのうち、ニコ・ヒュルケンベルグがステアリングを握るクルマに搭載されるパワーユニットをメインに開発に取り組んでいるらしいというものだ。

実際のところ、ここまでのレースではヒュルケンベルグのほうがチームメートのジョリオン・パーマーよりもコンスタントにいい成績を残している。特に、予選では2台のスピード差がかなり大きいというデータが残っている。

「ハードウエアは同じだが、燃料は違うようだね。ルノーが我々にそう断言したよ。いずれにしても、2つの違うエンジンを作ることなど不可能だからね」

そう述べたマルコは、次のように付け加えた。

「予選ではそういう印象(ヒュルケンベルグのほうが速いエンジンを持っている)を受けるのは確かだ。だが、もうひとつの理由はヒュルケンベルグが予選では恐ろしく速くていいドライバーだということなのかもしれないがね」

■スペインで実力が明らかとなるレッドブル改良シャシー

ともあれ、現時点においては、レッドブルとしては自分たちが用意する改良シャシーによって競争力を高めていくしかない状態だ。そして、スペインで投入が予定されている新スペックシャシーはシミュレーションではこれまでよりも1周あたり1秒の短縮が可能だという数値を示しているという。

このことについて質問を受けたマルコは、次のように答えた。

「我々はすべての数値を知っているが、それをバルセロナのストップウォッチで確かめたいと思っているよ」

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