来季はフェラーリへ移籍する可能性があるのではないかとうわさされているダニエル・リカルド(レッドブル)が、現時点ではチーム移籍のことは考えていないと語った。
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リカルドとフェラーリのうわさがささやかれたのは今回が初めてではない。だが、レッドブル側は常に少なくとも今後2年間はリカルドが自分たちの契約下にあるため、ほかのチームへ移籍するのは不可能だと主張している。
■最速マシンを手に入れたいが今は何も考えていない
このほどオーストリアの『Osterreich(エステルライヒ)』からこうしたうわさについて質問されたリカルドは、次のように答えた。
「もちろん、可能であれば最速のクルマを手に入れたいと思っているよ。だけど、今は(移籍については)何も考えていないんだ」
■スペインGPが転機となる可能性も
リカルドも現時点ではレッドブルがフェラーリやメルセデスAMGと戦える位置にいないことも分かっている。しかし、レッドブルでは来週末にバルセロナで行われる今季のF1第5戦スペインGPに大きな改良を施したシャシーを投入することになっており、伝えられるところではこれまでよりも1周あたり1秒のラップタイム短縮が可能だというシミュレーション結果が出ているという。
「現時点では、僕たちはF1タイトルを争える状態ではない」
そう語ったリカルドは、次のように付け加えた。
「もしバルセロナで強さを発揮できれば、それが転機になるかもしれないね」