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【インディカー】ホンダ1-2フィニッシュ、ヒンチクリフがロングビーチ初優勝 佐藤琢磨はトラブル発生

2017年04月10日(月)22:27 pm

4月9日(日)、カリフォルニア州ロングビーチで開催された2017年インディカー・シリーズ第2戦において、ジェームズ・ヒンチクリフ(Schmidt Peterson Motorsports)が優勝を飾った。

■ロングビーチは初優勝

予選4番手だったヒンチクリフは1周目にして2番手に浮上すると、燃料消費をセーブすることにも努めながらハイペースをキープ。85周のレースの63周目にトップに躍り出ると、ゴールまでの22周で圧倒的なパフォーマンスを発揮してキャリア5勝目を飾った。ヒンチクリフは今シーズン初勝利を飾るとともに、伝統あるロングビーチでも初勝利となった。

■カギはピットストップ

ヒンチクリフにとって勝利のカギは、56周目に行ったピットストップだった。優勝を争うライバルたちより1周長くコース上にとどまり、前を走るマシンがいなくなったラップを全力で走ってピットへ滑り込むと、迅速なタイヤ交換と給油作業を終えてコースに戻り、2周前に追いかけていたライバルたちの前に出ることに成功した。

■ホンダは開幕2連勝

ヒンチクリフ、そしてSchmidt Peterson Motorsportsにとって14年のニューオリンズ以来となる勝利。ホンダにとっては今シーズン開幕戦からの2連勝となった。

そして、開幕戦で勝者となったセバスチャン・ブルデー(Dale Coyne Racing)は、今回のロングビーチで2位フィニッシュを達成。2戦連続の表彰台を獲得し、チャンピオンシップポイント争いのトップをキープしている。

ブルデーのレースもエキサイティングなものだった。スタート直後の混乱でマシンの前後にダメージを受けた彼は、ピットで前後のウイングを交換。この時点で彼は20番手まで順位を下げていたが、正しくセッティングされたマシンと、チームが選んだ適切な作戦によって順位を上げていった。

レース終盤に3番手まで浮上し、目の前を走る強敵のライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)は、メカニカルトラブルによりリタイア。ブルデーはヒンチクリフと1.4940秒差の2位でゴールした。

スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は、レース序盤にピットストップを行う作戦が失敗に終わったものの、5位でゴール。また、昨年度インディライツ・チャンピオンのエド・ジョーンズ(Dale Coyne Racing)は、初めてのロングビーチで見事な走りをみせ、6位でフィニッシュした。

佐藤琢磨(Andretti Autosport)は、メカニカルトラブルのためにレース終盤でマシンを止め、18位に終わった。

■リザルト
1位 ジェームズ・ヒンチクリフ(Honda) 1:50'28.9818
2位 セバスチャン・ブルデー(Honda) +1.4940
3位 J.ニューガーデン(シボレー) +2.3160
4位 スコット・ディクソン(Honda) +2.7832
5位 S.パジェノー(シボレー) +3.3934
6位 エド・ジョーンズ(Honda) +5.7951
7位 C.ムニョス(シボレー) +6.9393
8位 S.ピゴット(シボレー) +9.0570
9位 H.カストロネベス(シボレー) +9.3403
10位 グレアム・レイホール(Honda) +17.8632
---以下ホンダ勢の結果---
12位 ミハイル・アレシン(Honda) +1Lap
14位 マックス・チルトン(Honda) +1Lap
15位 トニー・カナーン(Honda) +1Lap
17位 ライアン・ハンターレイ(Honda) +6Laps
18位 佐藤琢磨(Honda) +7Laps
19位 アレクサンダー・ロッシ(Honda) +23Laps
20位 マルコ・アンドレッティ(Honda) +71Laps
21位 チャーリー・キンボール(Honda) +84Laps

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