メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで行われた2017年F1開幕戦オーストラリアGP決勝レースで最も速いタイムである、ファステストラップを叩きだしたのは、4位に終わったフェラーリのキミ・ライコネンだった。
●【決勝結果と画像】F1オーストラリアGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
ライコネンはレース後、次のように語っている。
「最初のスティントではウルトラソフトタイヤに少し苦しめられていたんだ。だけど、ソフトコンパウンドに交換してからはクルマの挙動もすごくよくなったよ。僕にとってはあまり楽しめるレースではなかった。ほぼずっと燃料をセーブしていたからね。だけど攻めたときのクルマは速かったし、本当にいい感触が得られていたよ」
ライコネンがタイヤと燃料セーブに苦しまなかったらどんなレースが見られたのだろうか。次戦以降、最初から最後まで好調のライコネンの走りが楽しみだ。
■マクラーレン・ホンダは下位に沈む
マクラーレン・ホンダは、終盤まで10位を走行していたフェルナンド・アロンソが17番手タイムの1:30.077を記録。トラブルに苦しみながらも最下位で完走したストフェル・バンドーンは15番手タイムの1:29.440を記録している。
■【決勝ファステストラップ】F1開幕戦オーストラリアGP
順 | ドライバー/チーム | KPH/差 |
1 | 7K.ライコネン フェラーリ |
1:26.538- |
2 | 77V.ボッタス メルセデス |
1:26.593+0.055 |
3 | 5S.ベッテル フェラーリ |
1:26.638+0.100 |
4 | 26D.クビアト トロロッソ/ルノー |
1:26.711+0.173 |
5 | 33M.フェルスタッペン レッドブル/タグホイヤー |
1:26.964+0.426 |
6 | 44L.ハミルトン メルセデス |
1:27.033+0.495 |
7 | 20K.マグヌッセン ハース |
1:27.568+1.030 |
8 | 55C.サインツ トロロッソ/ルノー |
1:27.677+1.139 |
9 | 19F.マッサ ウィリアムズ/メルセデス |
1:28.045+1.507 |
10 | 11S.ペレス フォース・インディア/メルセデス |
1:28.336+1.798 |
11 | 31E.オコン フォース・インディア/メルセデス |
1:28.475+1.937 |
12 | 27N.ヒュルケンベルグ ルノー |
1:28.486+1.948 |
13 | 36A.ジョビナッツィ ザウバー/フェラーリ(2016) |
1:29.052+2.514 |
14 | 18L.ストロール ウィリアムズ/メルセデス |
1:29.389+2.851 |
15 | 2S.バンドーン マクラーレン・ホンダ |
1:29.440+2.902 |
16 | 3D.リカルド レッドブル/タグホイヤー |
1:29.447+2.909 |
17 | 14F.アロンソ マクラーレン・ホンダ |
1:30.077+3.539 |
18 | 8R.グロージャン ハース/フェラーリ |
1:30.183+3.645 |
19 | 9M.エリクソン ザウバー/フェラーリ(2016) |
1:32.052+5.514 |
20 | 30J.パーマー ルノー |
1:32.195+5.657 |
Kimi Raikkonen has clocked up 44 fastest laps in his career, second overall behind Michael Schumacher (77) #F1isBack #AusGP pic.twitter.com/PlrlfBNTu0
— Formula 1 (@F1) 2017年3月26日