セルジオ・ペレスのスポンサーであるメキシコのテルメックス社は、フォース・インディアのパフォーマンスには満足しているようだ。
イギリスのシルバーストンにファクトリーを構えるフォース・インディアは、近年財政的にかなり厳しい状況に置かれている。それでも2016年にはコンストラクターズランキングで過去最高の4位につけるなど、少ない予算を効率的に運用していることでは定評がある。
しかし、今年はタイヤやシャシーのレギュレーションが大きく変わったこともあり、2月末から3月初旬にかけての4日間で行われた今季最初の公式シーズン前テストでは、それほど目立つような走りを見せることはできなかった。
しかし、ペレスのスポンサーであるテルメックスを傘下に置く複合企業グルポ・カルソの会長を務めるカルロス・スリム・ドミットはスペインの『Marca(マルカ)』に次のように語った。
「フォース・インディアはこれまで何年もいい仕事を続けているし、年々着実にいい結果を残してきている。彼らには驚かされっぱなしだよ」
「チェコ(ペレスの愛称)から聞いたところによれば、今年彼らは風洞(テスト)によって得られた結果に非常に興奮しているようだ。これまでの2年間と同じように、さらなる成長が続くことを期待しているよ」