今季ハースに移籍したケビン・マグヌッセンが、チームメートのロマン・グロージャンと「親友」になる必要などないと主張した。
2014年にマクラーレンでデビューし、2016年にはルノーのドライバーを務めたマグヌッセンだが、最近の報道によれば、チーム内でほかのメンバーとの関係づくりがうまくいかなかったようだと伝えられている。
■チームメートに勝つことが重要
名門F1チームのマクラーレンからルノーのワークスチームへ、そして今年はF1参戦2年目の小規模チームであるハースへと移籍したマグヌッセンだが、F1通算3年目のシーズンとなる2017年シーズンに彼のチームメートとなるのはロマン・グロージャンだ。
「もちろん、彼に打ち勝つことが重要になる。チームメートが誰であれ、それに勝つことが重要だからね」
母国デンマークの『BT』紙にそう語ったマグヌッセンは、次のように続けた。
「ここまでの関係は本来そうあるべきようなものだよ。もちろん、僕たちはチームを前進させるためにお互いにオープンに取り組まなくてはならない。だけど、同時に僕たちはお互いに自由に戦うこともできるし、親友になる必要などないんだ」
「だけど、それは僕たちがお互いにいがみあっているということじゃないよ。そんなことは全然ないんだ」
■バトンとのような関係を期待
実際のところ、24歳のマグヌッセンは、自分よりも6歳年上の30歳のグロージャンとは、かつてマクラーレン時代に一緒にやっていたベテランドライバーのジェンソン・バトンと似たような関係になることを期待しているようだ。
当時、バトンがルーキーだったマグヌッセンをうまくF1に順応できるよう手助けをしていたと考えている者もいる。
だが、マグヌッセンは次のように主張した。
「いや、2014年にはジェンソンが僕をかなり手助けしたと考えていた人たちがたくさんいたことを覚えているけれど、彼は特別なことは何もしなかったよ」
「中には、相手をだまそうと正しくない情報を与えたりするチームメートもいるものさ。だけどジェンソンはそんなことはしなかったし、それに関してはすごく尊敬しているよ」
そう語ったマグヌッセンは、次のように付け加えた。
「まだロマンのことはあまりよく知らないんだ。だけど、ジェンソンみたいな感じならいいなと期待しているよ」