今年1月にチーム代表を務めていたフレデリク・ヴァスールが離脱したルノーだが、現時点では今季チーム代表というポジションを置く計画はないようだ。
ヴァスールが離脱したことを受け、ルノーF1のマネジングディレクターであるシリル・アビテブールがチーム代表を兼任することになるのではないかと推測しているメディアも少なくなかった。
ヴァスールが離脱したのも、そのアビテブールとの関係が悪化したことによるものだとうわさされている。
だが、アビテブールの肩書は今季もこれまで同様マネジングディレクターのままとなるようだ。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』から、今季はチーム代表に就任するのかと質問されたアビテブールは次のように答えている。
「そうではない。だが、私はすべてのレースに帯同するし、チーム代表会議にも出席することになる。私はグループ内、そしてエンストン(シャシー)とヴィリー・シャティヨン(エンジン)のファクトリー間の調和を確立することになる」
「アラン・パーメイン(エンジニアリング責任者)とシアロン・ピルビーム(チーフレースエンジニア)がピットウォールでの仕事を非常にうまくやってくれるだろう」
そう述べたアビテブールは、次のように締めくくった。
「フレデリクの直接の後任を置かないという決定をしたのは、我々には現在職務を負担するに十分な管理体制があるためだ」