レッドブル・エアレース(Red Bull Air Race)第1戦アブダビが開幕した。
アブダビがRed Bull Air Race World Championshipの開幕戦をホストするのは2017シーズンで10回目となる。UAE最大の首長国は最高のアクションが繰り広げられる開幕戦にふさわしい舞台だ。
2017シーズン開幕戦はRed Bull Air Raceの記念すべき75レース目となる。今年もまたアラビア海の美しい海の上で開催されるが、ファンはコーニッシュの防波堤沿いに特設される会場からあらゆるアクションが確認できる。海上で展開される素晴らしいレースと美しい建造物が生み出すスカイラインが楽しめる特設会場は誰もが楽しめるエンターテインメント・センターとして機能することになる。
■日本期待の室屋義秀
室屋義秀は2017シーズンでRed Bull Air Race World Championship参戦6シーズン目を迎える。過去5シーズンで室屋は2016シーズン第3戦千葉の優勝を含め、複数の表彰台を獲得してきたが、本人はもう1歩前に踏み出し、ワールドチャンピオン争いに加わるべきタイミングが来たと感じている。
オフシーズンの日数が足りず、室屋率いるTeam FalkenはEdge 540 V3に大きな変更を加えることができなかった。室屋は次のように説明する。
「基本的に機体は2016シーズンをほぼ同じです。冷却効率を高める調整を多少行った程度です。大きな変更を加えるには時間が足りませんでしたが、多少調整を行えたので、機体は2016シーズンよりもスムースなフライトが出来るようになっています」
室屋が2016シーズン第3戦千葉でキャリア初優勝を飾ったあと、彼をワールドチャンピオン候補に推す声は多かったが、その後は機体のトラブルに見舞われ、上位に残ることはできなかった。
よって、常に上を目指している室屋は2017シーズンこそ自分の年になると信じている。チームの体制も整っており、トップレベルの戦いが展開できると感じている。室屋は最後に次のように締め括っている。
「2017シーズンのゴールは、安定したパフォーマンスを生み出せるスムースなチームを常に用意することです。全てのレースでファイナル4に進出し、ワールドチャンピオンになりたいと思っています!」
■2月11日(土)夜9時〜