『BBC』によると、マクラーレンのボス、ロン・デニス(69歳)が35年間の任期に終わりを告げるのは確実なようだ。
25%の株主でもあるロン・デニスは、あらゆる手段を講じてきたが、もはや選択肢は残っていないという。
火曜日、他の株主から、マクラーレン・グループの会長兼最高経営責任者(CEO)としての地位をギブアップ(放棄)しなければならないことを通知される。
■ロン・デニスの後任は?
ロン・デニスの後任については、現時点ではアメリカ人のザック・ブラウン(44歳)が最有力候補のままだという。モータースポーツ広告代理業の雄ザック・ブラウンとマクラーレンの関係は、先月『BBSスポーツ』によって明らかにされた。
しかし、ザック・ブラウンは、来年、リバティ・メディアによるF1買収が完了したら広告などの商業部門でチーフ・コマーシャル・オフィサー(最高商業責任者)の地位に就くとも言われている。
ザック・ブラウンに近い筋によると、現時点ではマクラーレンの提案を受け入れる可能性が高いようだが、最終決定はしていないという。
■チームCEOのカピートにも暗雲
ロン・デニスの退陣に伴い、9月からマクラーレン・レーシングのCEOに就任したばかりのヨースト・カピートの将来も危うくなりそうだ。
前フォルクスワーゲン・モータースポーツ代表だったカピートは、1月にマクラーレン入りを発表したが、実際に就任したのは9月からだった。退陣するロン・デニスと強力なつながりを持っていたカピートのポジションに疑問が投げかけられるのは当然とも言える。