名門F1チームのフェラーリは、今シーズンを迎えるにあたってメルセデスAMGからF1タイトルを奪取するという目標を掲げていた。ところが、いまだに1勝もできないばかりか、チームランキング2番手の地位もレッドブルに奪われてしまっている。
かつてセバスチャン・ベッテル(現フェラーリ)とともにレッドブルで活躍していた元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、今年のフェラーリについて『Sun(サン)』に次のように語った。
「勢いや一貫性、そしてチームをひとつにまとめるということがうまく機能していなかったよ」
「信頼性の問題にすら彼らは対応しきれていない。戦略もときどき的をはずしていたように見える」
「彼らは先を見越しているというより、いつも後手に回っているように見えるよ。だから来年が彼らにとってすごく大事になるね」
現在はポルシェのドライバーとしてWEC(世界耐久選手権)で活躍しているウェバーは、次のように付け加えた。
「来年はフェラーリにとってもセバスチャン(ベッテル)にとっても大事な年になるよ。チーム全体の信念や、いい仕事をするのにふさわしい武器を手にしているかどうかが問われることになるのは避けられないからね」