ストフェル・バンドーンが、もし2017年にマクラーレンのシートを得られなければ、ほかのチームへ移籍することになるだろうと語った。
■いまだ不透明なマクラーレンの来季ラインアップ
昨年のGP2チャンピオンであるベルギー出身のバンドーンは、現在マクラーレンの控えドライバーを務めている。そしてすでに今季のF1第2戦バーレーンGPで負傷欠場となったフェルナンド・アロンソに代わってF1デビューを果たし、見事に10位に入賞してチームに今季初ポイントをもたらしたという実績も持っている。
うわさでは、来季は現在36歳のジェンソン・バトンに代わって24歳のバンドーンがアロンソのチームメートになる可能性が高いとも言われている。
だが、マクラーレンでは来季アロンソとともに戦うのがバンドーンになるのか、あるいはバトンがもう1年走ることになるのか、まだ決定を行っていない。
■バトン残留ならマクラーレンから離脱するとバンドーン
そんな中、母国で行われるベルギーGP(28日決勝)を前に、バンドーンは地元のフランス語紙『La Derniere Heure(デルニエール・ウール)』に次のように語った。
「僕の契約は2016年で切れる」
「つまり、僕は今かなり気楽な位置にいるんだ。もし彼ら(マクラーレン)が僕に2017年にはF1で走れると保証することができなければ、僕はほかのチームに行くことができるんだからね」
その「ほかのチーム」とはルノーのことを指しているのかと質問されたバンドーンは次のように答えた。
「そうだね、あるいはほかのチームかもしれないよ。まだ決まっていないシートもあるしね。だけど、これ以上は話せないんだ」
「ひとつだけはっきりと言えることは、僕は来シーズンにはF1で走らなくてはならないということさ。そして、心から、それがマクラーレンで実現することを期待しているよ」