マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、今季はF1タイトルを狙うのは無理だが、すでにフェラーリは超えたと語った。
■ランキング6番手に急浮上のフェルスタッペン
今季はトロロッソで2シーズン目のF1を迎えたフェルスタッペンだが、第5戦スペインGPからトップチームのレッドブルへ昇格。メルセデスAMGがチームメートの同士打ちで消えたということもあり、そのレースで見事にF1史上最年少優勝を果たしてみせた。
レッドブルに移籍してからの6レースでは先輩チームメートのダニエル・リカルドに決勝で4勝2敗と勝ち越しているフェルスタッペンは、リカルドとの差も10ポイントに迫ってきている。
■権威あるロレンツォ・バンディーニ賞も獲得
先週末は、功績のあったF1ドライバーに贈られる有名なロレンツォ・バンディーニ賞を受けたフェルスタッペンだが、現時点で78ポイント差がついているメルセデスAMGのニコ・ロズベルグに追いつくのは無理だと考えている。
「僕は最初の数レースでかなりのポイントを失ってしまったけど、現時点ではメルセデスAMGはあまりにも強すぎると思うよ」
イタリアの通信社『Mediaset(メディアセット)』にそう語ったフェルスタッペンは、次のように続けた。
「僕がF1タイトルを争うためにはさまざまなことが起こらないと無理だろうね。だけど、3番手から6番手まではすごい接戦になっているし、可能な限り上位を目指していくつもりだよ」
■自分たちがメルセデスAMGの最強ライバル
さらに、フェルスタッペンはスペインの『El Confidencial(コンフィデンシアル)』に次のように語った。
「僕たちの一番の目標はメルセデスAMGとの差を縮めることだよ。そしてコンストラクターズランキングではフェラーリを追い抜けるはずさ」
「それが僕たちの主要な目標なんだ」
フェルスタッペンはさらに、いまやレッドブルがフェラーリを追い抜いてメルセデスAMGの筆頭ライバルの位置に定着するのはかなり現実的な目標だとスペインの『Marca(マルカ)』にも次のように語っている。
「ここ(イタリア)でこういうことを言うのは申し訳ないけれど、僕たちはフェラーリの後ろから今シーズンの戦いを始めたけれど、今では彼らの前に立っている。今後の目標はメルセデスAMGに追いつくことさ」
現在、コンストラクターランキング2番手のフェラーリと3番手レッドブルの差はわずかに6ポイントとなっている。