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ジェンソン・バトン 今年が最後のホームレース？

マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンが、今週末のF1イギリスGP（10日決勝）を迎えるにあたり、これが自分にとって最後のホームレースとなると考えながらレースに臨むわけではないと主張した。

■母国イギリスGPでは表彰台経験のないバトン

だが、現役ドライバー中最多出走数を誇るバトンは、現在のF1カレンダーにあるグランプリのうち、シルバーストンで行われるイギリスGPではまだ表彰台に上ったことがないのが悔しいとブラジルの『UOL（ウニヴェルソ・オンライン）』に次のように語った。

「まだ表彰台に上ったことがないのはソチ（ロシアGP）とここ（イギリスGP）だけだと思うんだ。それがちょっと悔しいね」

サーキットという意味で言えば、今年ヨーロッパGPとして初開催されたバクーもそのひとつに含まれることにはなるが、歴代のヨーロッパGPという解釈で行けば、バトンは2010年にバレンシア、2004年にニュルブルクリンクで開催されたヨーロッパGPで表彰台に上っている。

「僕のキャリアの中で、それが唯一残念なことさ」と2009年のF1チャンピオンであるバトンは付け加えた。

■今年が最後のホームレースとなるかどうかはまだ分からない

しかし、残念なことに、よほどの荒れたレース展開となるなどの要素がなければ、今年もバトンがシルバーストンで表彰台に上るのは非常に難しいと言わざるを得ないのが現実だ。さらに、現在のうわさでは、2017年には現在控えドライバーを務めるストフェル・バンドーンにシートを奪われることになりそうだと言われている。

その件について質問されると、バトンは次のように主張した。

「今年が僕にとって最後の年になるのか、あるいはもっと何年も続けることになるのかは分からない。だからそんなことを考えても意味がないよ」