マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、2017年にはF1タイトル獲得に挑戦できることを期待している。
■タイトルが狙えるところに近づきつつある
2015年に23年ぶりに復活した伝説的F1コンストラクターのマクラーレン・ホンダだったが、その初年度は悲惨とも言える成績に終わってしまった。しかし、今季はかなり進歩を遂げてきているものの、アロンソと結んでいる3年契約は来年が最後の年となる。
アロンソ自身は2018年以降自分がどうするかはまだ分からないという発言を繰り返しているものの、今年のマクラーレン・ホンダMP4-31は「かなりいい改善ができている」と認めている。
「僕たちは勝利を目指しているわけだから、まだこの先の道のりも遠いよ。僕らはF1チャンピオンになることを望んでいるけれど、今はそういう位置にはいない。だけど、近づきつつあるよ」
今週ロンドンで行われたマイケルコースとの新スポンサー契約発表会でそう語ったアロンソは、スペインの『Marca(マルカ)』に次のように続けた。
「今年は僕たちにとって重要なシーズンだと思っているし、来年は僕たちが最終段階に到達し、タイトル争いができるようになることを期待している」
■9位や10位ではよろこべない
現時点のドライバーズランキングでは、2人のスペイン人ドライバーが同じ18ポイントで13番手と14番手に並んでいる。13番手はF1でも最高レベルの報酬を得ている34歳のアロンソで、14番手は昨年F1デビューを飾ったばかりの21歳のカルロス・サインツ(トロロッソ)だ。
「今年はカルロスがランキング上位となり、来年は僕がタイトルを争えるようになればうれしいだろうな」
そう語ったアロンソは、次のように付け加えている。
「9位とか10位とか、そういう順位で終えたところで大きな満足を得られるわけじゃないからね」