メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダが、今季のタイトル争いをリードしているニコ・ロズベルグが来季はフェラーリへの移籍を真剣に考えているようだとのうわさを一蹴した。
前戦スペインGP終了後、イタリアの『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』が、今季いっぱいでメルセデスAMGとの契約が満期を迎えるロズベルグがフェラーリとの交渉を開始したと報じた。
メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターを務めるトト・ヴォルフは、フェラーリがロズベルグに興味を示すことは驚きではないと考えている。
ヴォルフはドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、「彼らからすれば、それは当然だろうね」と語り、フェラーリとロズベルグが交渉する可能性を否定しなかった。
だが、ラウダは、「我々はすべてをうまくコントロールしているよ」と語り、次のように主張している。
「なぜロズベルグがわざわざフェラーリへ行く必要があるかな? すでに2年前からベッテルがいて、チームのことはなんでも分かっているんだ。つまり、彼(ロズベルグ)はずっと2番手だということさ」