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メルセデスAMGのボス、新予選方式継続を批判

2016年03月30日(水)18:58 pm

メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフが、開幕戦で多くの批判を浴びた新予選方式がそのままの形で今週末のF1バーレーンGP(4月3日決勝)でも実施されることに対して批判を行った。

■いったん全チームが合意したが・・・・・・

メルボルンで行われた開幕戦オーストラリアGPにおいて新方式による予選が実施されたが、盛り上がりに欠けるものとなり、チーム首脳たちはその後すぐにこの方式を撤廃し、昨年までの方式に戻すことで合意したと報じられていた。

だが、ルール変更のためにはF1委員会での承認が必要となるが、構成メンバー全員の合意が得られず、結局がバーレーンでも開幕戦と同じ方式で予選が行われることになった。

■バーレーンの予選が面白くなるとは思えない

90秒ごとに1人ずつドライバーが脱落していく「いす取りゲーム方式」とも揶揄(やゆ)される新予選方式の導入が決定したとき、すでに「ばかげている」と批判的コメントを行っていたヴォルフだが、バーレーンでもその方式が継続されることで決定したことを受け29日(火)に次のように語った。

「メルボルンの日曜日(20日)には、チームの意見は全体で一致していた。そして(新方式に)前向きな意見はなかった」

「この変更(新方式)が正しいやり方だとは思えなかったし、今週末のバーレーンではファンを楽しませることができるようになるとも思えないよ」

■ファンがよろこぶ予選にすべきだ

ヴォルフは、このままではF1の人気もさらに下降線をたどることになるだろうと次のように続けた。

「このスポーツは、この件に関して悪い意味での注目を集めている。だから、一致協力し、今我々が置かれている現状から賢明な前進を図るためには、慎重に検討することが必要だ」

「ファンは、自分たちが理解できるやり方で接戦が繰り広げられることを期待している。世界でも最高のクルマと最高のドライバーたちによってね。それを実現する必要があるんだ」

そう語ったヴォルフは、次のように付け加えた。

「我々は、グランドスタンドにいる観客や、世界中で(テレビを通じて)見ている人たちのために、そういう接戦を提供できるようにするべきだよ」

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