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フェルナンド・アロンソ、バーレーンGP出走正式確定は31日

2016年03月30日(水)18:17 pm

フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が今週末に行われるF1バーレーンGP(4月3日決勝)に出走できるかどうかは、31日(木)に予定されている統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の医師との面談までは確定していない状況だ。

■スペインに戻って休養していたアロンソ

開幕戦オーストラリアGP決勝で大クラッシュを演じたアロンソは、痛みのためにトレーニングもできない状態だったとソーシャルメディアを通じてほのめかしていた。

スペインの『Marca(マルカ)』によれば、アロンソは現在バーレーンに近いドバイに自宅を構えているものの、実はオーストラリアGP後には母国スペインに戻り、家族のそばで回復に努めていたことが明らかとなっている。

マクラーレンは29日(火)の夜にバーレーンGPに向けた公式プレビューを発表。アロンソもその中でバーレーンへ向かうのを楽しみにしていると語っている。

■31日のFIA医師との面談で出走が確定か

だが、イギリスの『Sun(サン)』紙は、アロンソがまだ正式にレース出走許可を受けられていないこともあり、控えドライバーのストフェル・バンドーンもバーレーンに向かっていると報じた。

これに関し、マクラーレンの広報担当者も、アロンソが医師からゴーサインを出してもらう必要があることを認め、次のように語った。

「大きな事故の後では常に同様の対応がとられるが、フェルナンドは木曜日(31日)の朝にF1パドックにおいてFIAの医師との面談が予定されている」

■まったくの新車でバーレーンに臨むアロンソ

オーストラリアでアロンソが乗っていたクルマは、46Gもの衝撃を受けたことによりカーボンファイバー製のシートも破損していたと伝えられている。

マクラーレンの広報担当者もその報道内容について「それ(シート)にはひびが入っていたが折れたりはしていなかった。いずれにせよ、それは交換することになる」と認めている。

もちろん、バーレーンでアロンソが乗ることになるクルマは、シャシーやパワーユニットもすべて新品を投入することになる。

ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川祐介はマクラーレンが出した声明の中で「バーレーンではパワーユニット全体を交換することになる」と語っている。

「ウォーキング(マクラーレン本部)とさくら(ホンダF1プロジェクト本部)のチームは最大限の努力を続けてくれた。シャシーはダメージを受けてしまったが、またすぐに復活をとげることができるよう全力でこのレースに向けてパーツを製造してくれたよ」とアロンソは付け加えている。

■ハースのグティエレスも新シャシー投入

一方、アロンソとクラッシュを演じたエステバン・グティエレス(ハース)も、バーレーンでは新しいシャシーを投入することになるようだ。

「シャシーなど、いくつかのパーツを検査や修理のためにヨーロッパに送り返したよ。バーレーンの現場でそういうことはできないからね」

そう語ったハースのチーム代表ギュンター・シュタイナーは、次のように付け加えた。

「我々はもうひとつシャシーを組み上げるのに十分なスペアパーツを持っているんだ。だからそれを利用するよ」

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