今季からF1に参戦したアメリカのハースF1は、テスト初日から波乱のスタートだった。
22日(月)にスペインのカタロニア・サーキットで始まったF1のシーズン前テストで、ロマン・グロージャンが駆るハースF1にトラブルが発生したのは13周目だった。フロントウィングが時速320キロで走行中に突然脱落したのだ。
「突然、クルマのフロントが宙に浮き上がった」というグロージャンの言葉を『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えている。
チーム代表のギュンター・シュタイナーは大きな問題ではないと話している。
「ウィングを接続する新しいパーツが既にこちらに向かっている」
「明日は通常通りコースに戻る」
このトラブルもあり、周回数は全チーム中最も少ない31周にとどまったハースだが、ペースは中団グループ並みで、シュタイナーは喜んでいる。
「温度も、サスペンションのセットアップも、空気圧も、すべて問題なかった」とシュタイナーは話している。