かつてルノーF1のチーム代表を務めていたフラビオ・ブリアトーレが、2016年から再びフルワークス参戦を開始するルノーに対し、ドライバーラインアップを見直したほうがよいとの忠告を行った。
資金難に苦しみ続けていたロータスは、PDVSA(ベネズエラ国営石油会社)から多額の資金を持ち込めるパストール・マルドナードと2016年の契約を延長。さらに、ハースへ移籍したロマン・グロージャンの後任として、こちらも潤沢なスポンサーマネーを抱えるジョリオン・パーマーを来季のシートに座らせることを発表していた。
だが、それはルノーが正式にロータス買収を決める前の話だ。
ルノーの買収により、ロンドン裁判所から破産宣告を受けることを免れたロータスだが、同チームの最高経営責任者であるマシュー・カーターは今週、ルノーがマルドナードとパーマーとの契約を尊重すると信じていると語った。
だが、ルノーの最高経営責任者カルロス・ゴーンは「2016年1月にミーティングが予定されており、そこで、組織や目標、戦略などについて説明を行うことにしている。そしてドライバーやパートナーについても協議することになるだろう」と『Le Figaro(フィガロ)』に語り、ドライバーラインアップを変更する可能性があると示唆している。
ブリアトーレは、ルノーはドライバー体制について見直しを行うべきだと『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。
「ルノーがすべてを再構築する必要があるのは事実だ」
「エンストン(ロータス本部)は何人かの素晴らしいエンジニアたちを失ったし、それはヴィリー(ルノー・スポール)も同じだ。これからも楽ではないよ。勝利をしたいと思うのなら、ドライバーだって変える必要がある」