全19戦で行われた2015年シーズンは終わりを告げたが、来年はかつてない年間21レースの厳しく長いシーズンを迎えることになる。
2年連続で自身3度目のF1チャンピオンとなったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は今週、今年は朝から晩まで大忙しで、時にはレースの前にほんの数時間しか眠れないこともあったと語った。
「夜中の1時まで(音楽の)レコーディングをして、次の日に起きたらすぐにクルマを運転することになる。すごく忙しいよ」とイギリスの『BBC』に語ったハミルトン。
そういう生活をしながらもF1タイトルが取れるのだから、見事だとしか言いようがない。だが、こうしたコメントにまたまゆをひそめる者たちも出てきそうだ。
一方、ハミルトンとは対照的にF1一途(いちず)なのはフェラーリのセバスチャン・ベッテルだ。
シーズンオフの休暇の計画について質問されたベッテルは、『Bild(ビルト)』紙に次のように答えた。
「何か面白い話を聞きたいのなら、どこかよそのガレージに行くべきだよ」
2015年シーズンをランキング3位で終えたベッテルは、次のように付け加えた。
「僕は、ほとんど休みはとらないよ。僕がF1に来てから、冬休みは年々短くなっている。数日の休みは取りたいと思うけれど、新たなシーズンに向けた最初のテストが1月には始まるしね」