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交通事故を起こしたハミルトンをチームは擁護

2015年11月15日(日)7:25 am

交通事故を起こしたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)について、チーム代表のトト・ヴォルフは擁護している。

ハミルトンは、10日(火)深夜4時近くに自宅のあるモナコで停車中の車3台に接触する事故を起こした。本人もそれを認め、パーティーで騒ぎすぎ疲れが出ていたと話している。

FIA(国際自動車連盟)会長のジャン・トッドもF1ブラジルGP(15日決勝)に来ており、ハミルトンは交通安全アンバサダーの任を解かれるのではないかとも伝えられている。

■結果を出すかどうかが重要とヴォルフ

しかしヴォルフは、ハミルトンの「キャラクター」はF1にとって良いものであり、好成績を残す限り問題ないとイギリスの『The Sun(サン)』紙に語った。

「F1にはキャラクターが必要だ」とヴォルフ。

「ああいうライフスタイルはレーシングドライバーのキャリアに弊害をもたらすと考える人が多いからといって、私は気にしたりしないよ。彼は結果を出しているから、まったく気にならないね」

「まず重要なのは、レーシングカーで結果を出すかどうかだ」

ハミルトンは「飲み過ぎ」と多忙で体調が悪かったと話したが、ヴォルフは「彼は飲まないよ。ルイスは飲まない」と話す。

「私は、大目に見てやろうじゃないかという気持ちだよ。彼はチャンピオンであり、優勝を重ねている。見たことがないほど圧倒的な強さで支配したシーズンだった。彼はすべてをやったんだ。それを楽しませてやろうじゃないか」

■私生活を見直す必要も指摘

ただし、今回のことで私生活の「リミット」を再考するだろうともヴォルフは語った。

「リミットを押し広げるべき時もあるが、おそらく彼は今、それを少々再調整すべき段階に来ているのだろう」

「しかし、彼にそれだけの自由を認めてやることは理にかなったことだ。特にチャンピオンになったばかりなのだからね」

一方ハミルトンは、子どもの頃からあこがれていたアイルトン・セナの優勝回数を超え、タイトル獲得も3回で並んだことから、将来に向けて新たな計画を練っているとドイツの『DPA通信』に話している。

「まだまだ終わりじゃないよ」とハミルトン。

「ただ、自分の次のゴールは何なのか、内省し見つけ出そうとしている段階にあるんだ。“ディスカバリー・モード”なんだよ」

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