2015年F1第15戦ロシアGPが10月9日(金)、ソチ・オートドローム(1周5.848km)で開幕。現地時間10時(日本時間16時)から行われたフリー走行1回目でフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグがトップに立った。
セッション開始前にコース上にディーゼルオイルが流出したことにより、その清掃作業のためにセッション開始時刻が30分遅らされ、本来90分間で行われるはずのセッションが60分に短縮されるという異例の事態となる。
しかも、清掃のためにまかれた水のため、実際にセッションが開始されたときにはコースの一部がウエット状態に。各ドライバーは水量が少ないときに使用する雨用タイヤを装着して様子を見ながらの走行を余儀なくされた。
セッションが残り10分に近づいたころから全ドライバーがドライタイヤでのタイム計測を積極的に開始。順位表の名前が次々にシャッフルされる状態となる。
結局、最後に1分44秒355のタイムを刻んだヒュルケンベルグが、2番手のニコ・ロズベルグを100分の5秒上回り、今年のロシアGP最初のセッションをトップで終えている。
3番手から10番手までの結果は次の通り。3番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、4番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、5番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、6番手カルロス・サインツ(トロロッソ)、7番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、8番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、9番手マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)、10番手キミ・ライコネン(フェラーリ)。
マクラーレン・ホンダ勢は、積極的に周回を重ね、大きなトラブルもなく最初のセッションを終えている。順位はジェンソン・バトンが11番手、フェルナンド・アロンソが14番手だった。
F1ロシアGPフリー走行2回目は、この後日本時間20時から始まる。