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タイヤ空気圧に関するペナルティーはなし?スタート前に調整可能

2015年09月20日(日)19:35 pm

F1を統括するFIA(国際自動車連盟)とピレリは、タイヤの空気圧に関する指示を明確にしたが、ペナルティーに関しては明らかになっていない。

第11戦ベルギーGPで2件のタイヤ破裂が発生したことを受け、ピレリは次の第12戦イタリアGPでタイヤ空気圧の下限を高めに設定した。ところが、優勝したルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)のタイヤ空気圧がスタート前に規定より低かったため、レース後に長時間にわたって審議が行われる事態となった。

■決勝スタート前に下回っていたら調整が可能

F1シンガポールGP(20日決勝)では、17日(木)にF1を統括するFIA(国際自動車連盟)が各チームに技術指示書を送付し、空気圧に関して従うべき項目を詳細に規定している。『Motorsport.com(モータースポーツ.com)』がその内容を伝えた。

フリー走行と予選では、マシンに装着した際に空気圧を測定。決勝では、スタート5分前の掲示が出て以降のどの時点で計測しても、規定の最低空気圧を上回っていなければならない。

「求められている最低の空気圧を下回っていた場合、チームにはそれを調整する機会が与えられる」

「チェックが行われたり、検査官の立ち会いの下で必要な調整が行われたりしたら、その後さらに調整することは認められない」と技術指示書にはある。

ピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは、「われわれが望めばすべてのクルマをチェックすることもできる」と話す。

しかし、違反が見つかった場合の罰則についてヘンベリーは答えなかった。

「ペナルティーについて私は話せない。それはわれわれ(ピレリ)が責任を負うことではない」

また、ヘンベリーは、今季最終戦アブダビGP(11月29日決勝)後のテスト2日間で、2016年に使用するタイヤをテストすることを明らかにした。

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