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モンツァでのF1開催問題はもはや伝統的だとモンテゼモーロ

2015年09月03日(木)18:14 pm

昨年までフェラーリの会長職にあったルカ・ディ・モンテゼモーロが、F1カレンダーにおいて2017年以降の開催が不安視されているモンツァ・サーキットでのイタリアGP問題に関して苦言を呈した。

モンツァでのF1開催が危ぶまれているのは、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンが求める高額の開催権料支払いが困難であるためだが、今のところモンツァではエクレストンが求めている金額を支払うことは難しい状況だ。

伝統あるモンツァでのF1イタリアGP開催継続に向け、地元の政治家はもちろん、最近ではイタリアの首相であるマッテオ・レンツィも声を上げるに至っている。

昨年までフェラーリの会長を務めていたモンテゼモーロは、このモンツァでのF1開催継続問題は今に始まったものではないと、イタリアの『La Repubblica(レプブリカ)』に次のように語った。

「モンツァにおけるF1開催危機は、まるでクリスマスに出されるパネットーネ(ミラノの伝統的菓子パン)のようなものだ。もう伝統だと言ってもいいほどだ」

「いつだって更新の時期を迎えると、バーニー(エクレストン)はそうしたいと言うんだ。だが、実際にはそうではない」

「もちろん、素晴らしいことをやろうとすれば金が必要だし、金を払わずにやろうなどと考えるわけにはいかない。だから、彼の立場を理解することも必要だろう」

そう述べたモンテゼモーロは、次のように付け加えた。

「だが、バクー(2016年から新規にF1を開催するアゼルバイジャンの首都)には敬意を払うものの、ドイツでF1が行われないというのは、それだけで十分に失望に値するものだよ」

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