F1では、かつてのような人気を取り戻すために、2017年からいくつかのルール変更を導入することを検討している。その目玉とも言えるのは、1周あたり5秒から6秒速くなるF1カーの導入だ。
だが、このほどドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌が、その計画が翌2018年にずれ込む可能性があると報じている。
同誌のミハエル・シュミット記者は、F1内部にも、あわててそうした変更を推し進めるのではなく、もっと慎重に検討をすべきではないかとの声もあがっていると指摘。
現在提案されている改革案に関しては、各チームのテクニカルディレクターたちによって今月18日(火)に行われる会議で検討されることになっている。そして、選択肢のひとつとして、そうした改革の導入を2018年まで遅らせるということも含まれているという。
ウィリアムズのチーフテクニカルオフィサーを務めるパット・シモンズは、その記事の中で次のように語っている。
「2016年の2月末までに、正しい概念のもとにレギュレーションを整えるのは大仕事だ」
「私としては、2017年という目標は非常に野心的なものだと思う。そのための時間はあまりない」