F1シンガポールGP(第13戦/9月20日決勝)の舞台となるマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットのレイアウトが一部改修され、これまでよりも追い抜きのチャンスが増えることになりそうだと報じられている。
今回、サーキットエンジニアのジョナサン・ジーセックは、ナイトレースとして華やかな雰囲気のもとで行われるサーキットのなかでも、特に人気の高いターン11から13にかけての部分の改修作業を監修している。
地元局である『Channel Newsasia(チャンネル・ニュースアジア)』によれば、今回のレイアウト変更に関しては、統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の承認も得られているようだ。そして、今回の改修により、ターン11はこれまでよりもわずかに低速となるという。さらに、今後F1カーはアンダーソン橋の左側の車線を通り、ターン13のヘアピンへと向かうことになるが、ここはこれまでよりも広くされているという。
「シンガポールのシビック・ディストリクトに変化を加え、それを、マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットの改善へとつなげることは素晴らしいチャレンジだ」
そう語ったジーセックは、次のように付け加えた。
「ターン11から13にかけての修正によって、より接近したレースが可能となり、追い抜きのチャンスも増えるだろうと思っているよ」