元F1ドライバーのマルク・スレールが、フェラーリはキミ・ライコネンを来季も残留させるべきだと主張している。
現在はドイツのテレビ局でF1解説を担当するスレールは、ライコネンは4度F1チャンピオンに輝いたセバスチャン・ベッテルの理想的なチームメートだと『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように語った。
「キミは理想的なナンバー2だ。政治的な動きはしないし、常にフェアだからね。だが、私がそう言うのは、キミがもはや以前のキミではないと思うからだ」
だが、ライコネンが来季もフェラーリに残留できるチャンスは少ないだろうとうわさされており、すでに多くのドライバーの名前がその後任候補としてささやかれている。そして、その中で最も有力だと考えられているのが、ライコネンと同じフィンランド出身のバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)だ。
だが、63歳となるスイス出身のスレールは、ボッタスのことをあまり高く評価していないようだ。
「私に言わせれば、ボッタスはフェラーリが2年前にクビにした(フェリペ)マッサよりも遅いよ。もし彼ら(フェラーリ)がボッタスを選ぶなら、彼らは後退してしまうことになる」
そう語ったスレールは、次のように付け加えた。
「私が思う最高の選択はニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)だね。だが、フェラーリでは2人のドイツ人ドライバーを抱えることは望んでいないような印象を受けているよ」