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ザウバー「うちは旧型エンジンでいい」

2015年07月04日(土)17:35 pm

フェラーリからエンジンの供給を受けるザウバー。チーム共同オーナーのモニシャ・カルテンボーンは、隣国イタリアの技術パートナーに「満足」しているという。

ザウバーはスイスに本拠地を構える独立系チームだ。本家フェラーリの最新スペックより一段下のV6ターボ「パワーユニット」を積んでいる。

しかし、そんなことは取るに足らないとばかりにカルテンボーンは、次のように言う。「仮にチームがビリだとして、エンジンだけでは1位になれないでしょう?」

「エンジンだけで勝負は決まりません。そんなに不満なら、自分でエンジンを造ればいい」と言ってほほえむカルテンボーン。

それより彼女にとって嬉しいのは、ジャン・トッドFIA(国際自動車連盟)会長が本気でエンジン価格を下げようとしている点だ。昨年はじまった新ハイブリッドシステムのせいで、プライベートチームは苦しんでいる。

「エンジンに金を払わなければならないのは仕方がありません」「ですが、あまりに高価すぎて、チームの方向性とは相容れないと考えます」

「常識的な線でお願いしたいです」

ザウバーにとって明るいニュースもある。元ケータハムとレッドブルのイギリス人技術者マーク・スミスを説き伏せ、スイスに呼び寄せることに成功したのだ。彼はチームの新しい技術責任者だ。

ドライバーのフェリペ・ナッセはブラジル『Globo(グローボ)』に、次のように語っている。「僕は彼を知らないが、とても経験豊かだと認識している」

「この人事がチームの決め手になってくれればいいね」

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