マクラーレン・ホンダのエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)が、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われるF1第5戦スペインGP(10日決勝)に向けて意気込みを語った。
■エリック・ブーリエ「信頼性とパフォーマンスの改善を目指す」
「我々は、ヨーロッパでのシーズン開幕に当たり、前向きな気持ちでこれに臨んでいく。もちろん、常に優勝争いができるようになるまで、結果に満足することなど決してできない。しかしながら、これまでの進歩とマクラーレン、そしてホンダ両方の努力には非常に満足している。スペインではさらなる進歩を遂げられるとの期待をもって臨むよ」
「バーレーンからスペインにかけての3週間の休みの間、我々はクルマの改善に向け、すべての部分で非常に生産的な取り組みを続けていた。ひとつ問題を解決したり、改良パーツをつぎこんだりしたからといってパフォーマンスが大きく向上するわけではないことも分かっている。だから、我々は一丸となってシャシーとパワーユニット両面でさらなる向上を果たせるよう取り組み続けている。信頼性とパフォーマンスの両面で一歩ずつね」
「カタルーニャ・サーキットは、人間にとってもクルマにとっても非常に試されるところだ。ライバルたちとの差を縮めるには、MP4-30のバランスがよいことを証明してみせることが非常に重要だ。予選もカギになる。このサーキットは比較的追い抜きが難しいからね」
「我々のドライバーたちについてだが、フェルナンド(アロンソ)にとっては母国のファンの前での大切なレースとなる。そしてジェンソン(バトン)に対しては、バーレーンで残念な結果に終わっただけに、サーキットでの走行時間を最大限にすることに集中することになる」
「パドックは、ヨーロッパシーズンを迎えてチームのモーターホームやホスピタリティー施設もすべてそろうから、にぎやかになるだろう。そして観客席やその周囲も素晴らしい雰囲気に包まれるだろうと楽しみにしているよ」