バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)が完全に体調を取り戻したようだ。
【結果】F1バーレーンGP予選の順位、Q1-Q2-Q3のタイム
フィンランド出身のボッタスは、2015年F1開幕戦オーストラリアGPで予選中に椎間板(ついかんばん)を痛め、決勝への出走を断念。その後インドネシアで治療に専念していた。
第2戦マレーシアGPで復帰を果たしたボッタスだが、それ以降、開幕戦のときとは違うシートに替え、新たなドライビングポジションでレースに臨んでいる。
昨年は名門ウィリアムズ復活の立役者として一躍評価が高まった25歳のボッタスだが、今季は腰の影響もあってか、開幕以来3レースの予選での順位はベテランチームメートのフェリペ・マッサを上回ることができていなかった。
だが、そのボッタスが今週末のバーレーンGP予選で今季初めてマッサより上位となった。
「もう腰には何も問題ないよ。痛みももうない」
予選セッション後にそう語ったボッタスは、次のように続けた。
「シートのポジションを変えたことが本当にうまくいったよ。今後また同じようなことが起こる心配もないよ」
だが、2014年シーズン終盤には唯一メルセデスAMGにチャレンジできるチームとの定評を得ていたウィリアムズだが、今季ここまでのところはフェラーリにその座を明け渡し、第三のチームという位置に甘んじる状態となっている。
ボッタスは、バーレーンGP予選で後ろに続いたレッドブル、トロロッソ、ザウバー、そしてロータスといったほかのライバルチームとのタイム差に言及しながら、次のように付け加えた。
「少なくとも、後ろにいるチームに関しては恐れる必要はないよ」