2015年F1第2戦マレーシアGPが3月29日(日)、セパン・インターナショナル・サーキット(1周/5.543km)で3日目を迎え、現地時間15時(日本時間16時)から行われた決勝でフェラーリのセバスチャン・ベッテルが優勝した。通算40勝目。
【結果】F1マレーシアGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント
レースは4周目にザウバーのマーカス・エリクソンがターン1でコースアウトしグラベルにつかまる。ここでセーフティカーが導入されるとトップのハミルトン以下多くのクルマがピットインしタイヤを交換する。だが、2番手からスタートしたベッテルはそのままコース上にとどまることを選択。同様にコースにとどまったニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)が後続車を押さえる形となり、ベッテルが大きくリードを広げていく。
結局このタイヤ戦略によって優位に立ったベッテルが終始危なげなくレースを支配し、トップでチェッカーを受けた。ベッテルにとっては2013年最終戦ブラジルGP以来、フェラーリにとっても同じ2013年の第5戦スペインGP以来の勝利となった。2位はポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン、3位はニコ・ロズベルグのメルセデスAMG勢だった。
4位から10位までは以下の通り。
4位キミ・ライコネン(フェラーリ)、5位バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、6位フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、7位マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)、8位カルロス・サインツ(トロロッソ)、9位ダニール・クビアト(レッドブル)、10位ダニエル・リカルド(レッドブル)。
期待されたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンだが、一時はポイント圏内フィニッシュも視野に入る位置を走行するも、2台ともにトラブルによる途中リタイアに終わった。
次戦、F1中国GP予選は、4月10日(金)の日本時間11時に開幕。決勝は4月12日(日)の日本時間15時から行われる。