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年少者の台頭は世界的潮流だと17歳のフェルスタッペン

2015年03月23日(月)17:56 pm

今年のF1開幕戦オーストラリアGPで、17歳のマックス・フェルスタッペン(トロロッソ)が、F1史上最年少ドライバーの記録を更新した。

そのフェルスタッペンが、世界のスポーツ界ではどんどん年少化が進むという潮流が起こっており、F1も単にその仲間入りをしただけだと主張した。

F1でのこれまでの最年少ドライバー記録は、2009年に同じトロロッソから2009年に19歳と125日でデビューしたスペイン出身のハイメ・アルグエルスアリだった。

これまでに19歳でF1デビューを飾ったドライバーはほかにも7名おり、フェルナンド・アロンソやセバスチャン・ベッテルなどもその中に含まれている。

だが、フェルスタッペンは昨年の9月末に17歳になったばかりであり、これまでの記録を一気に2歳近くも引き下げてしまった。これに対しては批判の声も多く、F1統括団体であるFIAも2016年以降については18歳という最低年齢制限を設けるなどの新ルールを導入するなどの副作用さえもたらしていた。

元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンを父に持つマックスは、ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語った。

「誰もが自分の言いたいことが言えるからね」

「彼らが間違っているということを証明するのは、結局僕自身にかかっているんだ」

「だけど、僕に言わせればレベルの高いスポーツにもどんどん若い人材が加わり始めたという世界的な潮流があるんだ。例えば(サッカーの)レアル・マドリードでは16歳のノルウエー人と契約したしね」

メルボルンでの開幕戦決勝はエンジントラブルでリタイアとなったフェルスタッペンだが、予選では20歳のチームメートであるカルロス・サインツに後れをとっていた。

父親のヨスは、1994年に22歳でベネトンからF1デビューを果たしていた。だがそのときのチームメートは、後に7度F1チャンピオンに輝くことになるミハエル・シューマッハだった。その後順風満帆のF1キャリアを突き進んだシューマッハに対し、ヨスのほうは中堅以下のチームを渡り歩くこととなった。

しかし、フェルスタッペンは自分も父親と同じようなF1キャリアを歩むことになるとは考えていない。

「僕のデビューはまったく環境が違うよ」

「父の1994年のチームメートは誰あろうミハエル・シューマッハだったんだ。彼が歴代最高の結果を残したドライバーだということは知らない人がいないよね」

「実際、そうした環境の中で、父には自分自身を目立たせるチャンスなどなかったんだ。でも、僕は違う」

そう主張したフェルスタッペンは、次のように付け加えた。

「トロロッソとレッドブルは若いドライバーたちと組んで彼らを育て上げてきている。だから、僕は何の心配もしていないよ」

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