F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、偉大な元F1チャンピオンであるミハエル・シューマッハの運命は「悲劇」だと表現した。
2013年の年末に息子のミックとともにフランスのスキーリゾートを訪れていた7度王座に輝いたシューマッハは、転倒して岩に頭をぶつけてしまい、脳に重大な損傷を負ってしまっていた。
「彼の現在の状況については何も知らないんだ」
現在46歳となったシューマッハとは20年以上の付き合いになるエクレストンは『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』にそう語ると、さらに次のように続けた。
「こんなことを言うのは変かもしれないが、もし彼がレース中に事故にあっていたのなら納得もできたかもしれない」
「だから、あの事故はまさに悲劇なんだ。彼は何度もクラッシュしたし、危険なこともたくさんやってきた。でも、こんなことは起こらなかっただろう?」
「あのときは、スキー競技をしていたわけでもないんだからね」
F1キャリア通算で91勝という偉大な記録を誇るシューマッハ。現在もスイスの自宅でリハビリ治療が続けられている。