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F1、2017年のV8エンジン化を否決

2015年02月07日(土)17:23 pm

5日(木)にパリで行われたF1の意思決定機関ストラテジー・グループの会合において、フェラーリが提起していた2017年から現在のV6ターボに替え、新たにV8ツインターボエンジンを導入するという案が否決されたと報じられている。

だがその一方で、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、現在のV6ターボ・パワーユニットの最高出力を1,000馬力まで高めるという計画については今後も検討が進められることになるとしている。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、フェラーリがV8ツインターボの案を提出した際、ホンダとメルセデスは「明確にこれに反対であるとの意思表示を行い、そうなればF1から撤退するとの脅しに出た」という。

だが、伝えられるところによれば、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンが目標として掲げている1,000馬力という出力を発生することは、現在のV6ターボの構造のままでも燃料流量制限値を見直すことによって可能となるという。

また、5日の会議では、レッドブルやマクラーレンが現在のF1カーのデザインを2016年からもっと改善すべきだと先進的な外観図を示しながら提案を行ったが、これについても否決されたという。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』のミハエル・シュミット記者はこれに関し、「コストがさらに膨らむことを恐れたほとんどのチームが、2017年までは現状維持で行きたいと望んだものだ」と説明している。

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