ロータスに関して新情報が浮上、ほんとうに同チームはF1撤退の危機に直面しているのか怪しくなってきた。
先月末に発表された2015年F1エントリーリスト最新版(★一覧表はこちら)で、彼らのチーム名にはアスタリスク(星印)が付くとともに、「要確認」の注意書きが添えられていた。
思い起こせば昨シーズン末、ロータスのチームオーナー、ジェラルド・ロペスは、フォース・インディアやザウバーら他の中堅チームとともにF1の体制派にありったけの不満をぶつけていた。あまりに運営が困難で、このままでは先に破たんしたマルシャやケータハムの二の舞いになりかねないとの危機感から行動を起こしたものだ。
ところがイタリア『Omnicorse(オムニコルセ)』によると、ロータスF1撤退はただの見当違いかもしれないという。現に彼らは「新シーズン用の新車E23の製造」に忙しいのだ。
「では、なぜFIA(国際自動車連盟)はロータスに星印を付けたのか」と『Omnicorse(オムニコルセ)』。「答えはきわめて単純だ。ロータスが名称変更の要請を出したのだ」
ロペスは彼の会社ジェニイ・キャピタルを通じてチームに投下した資本を回収できたら、F1撤退を検討するつもりかもしれないというのが、そもそものうわさだった。
『Omnicorse(オムニコルセ)』の記事には、次のようにある。「しかし、むしろロータスは、単なるスポンサー名の追加だけが変更の目的かもしれない。たとえばPDVSA(ベネズエラ国営石油会社)、あるいはトタルだ。どちらもパストール・マルドナード(ならびに)ロマン・グロージャンの両ドライバーを支援しているのだ」