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ヴォルフ「2015年はウィリアムズに要注意」

2015年01月03日(土)6:31 am

2015年シーズンのタイトル防衛にあたって最も危険な存在はウィリアムズだ。メルセデスAMGのトト・ヴォルフは、以上のように考えている。

新V6ターボが導入された2014年、メルセデスAMGはライバル勢を圧倒。2010年から四年にわたって成功をほしいままにしたレッドブルをF1コンストラクターズ世界選手権2位に追いやった。

だが、実質的にメルセデスAMGをもっとも脅かしたのは、彼らのカスタマーであるウィリアムズだ。

イタリア『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙とのインタビューで、2015年、メルセデスAMGにとって「もっとも危険な敵」はどのチームかと質問されたヴォルフは、次のように答えた。「ウィリアムズをリストの筆頭に挙げようかな」

「さらに、レッドブルも怖い存在だ。彼らは四年連続でタイトルを取ったチームだ。必ずや彼らは、世界選手権奪回に全力を傾けるだろう」

2014年のコンストラクターズ選手権3位は、眠れる跳ね馬、フェラーリだった。スランプに陥ってチーム状態も大混乱にある彼らだが、それでもヴォルフは警戒を緩めない。

「あれほど大きな変更を行なったんだ。困難な時期があっても、まったく不思議ではない」とヴォルフ。

特にヴォルフは、セバスチャン・ベッテルのフェラーリ加入に気をつけたいと話す。

「セバスチャン(ベッテル)はF1世界タイトルを四度も経験したドライバーだ。モチベーションは十分、経験も豊富だ」「偉大なフェラーリで戦う人々にとっては、武器のひとつとなるだろうね」

「従って、絶対に彼らを見くびってはならない。それにフェラーリはF1の象徴だ。彼らにはいずれまた勝てるようになってほしい。必ずや彼らは戦闘力を取戻すだろう。早ければ2015年のうちにね」

またヴォルフは、フェルナンド・アロンソについても『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙に言及。ホンダとの初期テストはうまく行かなかったが、どんなマシンに乗っても彼は脅威だと述べた。

「彼ら(ホンダ)の問題はエンジン以外のところにあった。電子系さ」

「あの手のトラブルは初期のテストに付き物だ。われわれを含む皆が通ってきた道だ」とヴォルフは述べるのだった。

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