セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、非公式ながら、2015年にはフェラーリのドライバーとなることを認めたと報じられている。
今季限りでレッドブルを離脱することが発表されたベッテルについては、フェラーリとすでに契約を交わしていることは公然の秘密となっている。だが、現時点ではフェラーリもベッテルも、それについて正式に発表はしていない。
その発表が遅れている理由は、フェラーリとフェルナンド・アロンソとの契約問題が行き詰まりの状態となっているためだと考えられている。
だが、アロンソに関しては12日(水)にイギリスのウォーキングにあるマクラーレン本部を訪れ、そこで正式に契約にサインするようだと報道されており、フェラーリがアロンソ離脱とベッテル加入を正式に発表する日もそう遠くないようだ。
そんな中、ベッテルのほうがフライングを犯してしまったようだ。
伝えられるところによれば、F1ブラジルGP(第18戦)が行われた先週末のインテルラゴスにおいて、イタリアの放送局『Sky(スカイ)』が、ベッテルのイタリア語の知識がどれほどかを試すためにお遊びのテストを行ったという。
最初の問題は、「セバスチャン・ベッテルは」で始まる文章を完成させろというもので、これに対し27歳のベッテルは手書きで「スクーデリア・フェラーリのドライバーです」と答えを書いたという。
もちろん、フェラーリではまだそのニュースを正式に発表する準備はできていない。
今週、新型フィアット500xの発表会に出席していたフェラーリの新社長セルジオ・マルキオンネは、イタリアのメディアに対して次のように語った。
「我々がアブダビGP(最終戦/23日決勝)で今後の戦略に関する発表を行うかって?」
「分からないね。まずは最後のレースを無事に終えることのほうが重要だからね。今年は厳しい年だったし、インテルラゴスの日曜日もいい日ではなかったよ」