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ビアンキの家族が声明を発表。「ファンからの応援が大きな慰めとなっている」

2014年10月08日(水)6:31 am

5日(日)に行われたF1日本GP(第15戦)決勝でのクラッシュで大けがを負ったジュール・ビアンキの家族が、現在治療を受けている三重県立総合医療センターとともにマルシャF1チームを通じて声明を発表した。

以下、その声明全文の訳。

「私たち家族は今非常に困難なときを迎えています。しかし、世界中からジュールのために愛情のこもった応援メッセージをいただいたことが大きな慰めとなっています。心より感謝申し上げます」

「ジュールは四日市にある三重県立総合医療センターの集中治療室にいます。彼はびまん性軸索損傷のため重体ですが、状態は安定しています。病院の専門医師たちは最善の治療と手当を施してくれました。事故後のジュールに対して彼らが施してくれた処置すべてに私たちは感謝しています」

「さらに、FIA(国際自動車連盟)の医療委員長であるジェラール・サイヤン教授、そして、ローマ・ラ・サピエンツァ大学の神経外科医であるアレッサンドロ・フラティ教授がここへいてくださることに感謝します。フラティ教授はスクーデリア・フェラーリの要請に応えて日本へ渡ってきてくださいました」

「彼らは今日(7日)病院へ到着し、ジュールの治療担当責任者の医師と会ってくださいました。彼の状況を完全に把握し、彼らが私たち家族へアドバイスを行うことができるようにするためです。サイヤン教授とフラティ教授は三重県立総合医療センターが素晴らしい治療を施してくださったことを認識しており、日本の医師仲間たちに感謝しています」

「病院では今後もジュールの状況を監視し、治療を続けてくれることになります。また折を見て治療状況を報告させていただきます」

【注】上記声明中にある「びまん性軸索損傷」とは、『Yahoo!ヘルスケア』の記載によれば「頭部に回転性の外力が加わることにより、脳の神経細胞の線維(軸索)が広範囲に断裂し、機能を失う」症状であるとされている。

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